無線機器(Wi-Fi/Bluetooth/セルラー) × 日本の買主・販売店が輸入

ルール確認日: 2026-08-08 · 四半期ごとに見直し(次回: 2026年11月)

対象製品の例: ルーター、IoTセンサー、BTオーディオ、スマートフォン、無線操縦ドローン

技適の有無が最重要です(未認証=適法に使用不可)。同梱のACアダプターにはPSEが適用されます。仕入れ前に認証を確認してください。

適用される規制

電波法 技術基準適合証明(技適)

Wi-Fi・Bluetooth・セルラー・LoRa・無線ドローンなど電波を発する機器は技適マーク(技術基準適合証明/工事設計認証)が必要です。技適のない機器の使用は電波法違反(使用者責任)になるため、未認証品の販売は顧客に直接の不利益を与えます。輸入前にデータベースで確認してください。

  • 型式(無線モジュール単位)で認証の有無をデータベースで確認
  • 本体または画面表示の技適マーク・番号を確認
  • OEMモジュールは組込み状態で認証範囲か確認

出典: MIC — technical conformity system · MIC certification database (Web-API)

技適検索ツールで認証を確認

電気用品安全法(PSE)

コンセントに接続する電気製品とモバイルバッテリーは「電気用品」に該当します。特定電気用品116品目(菱形PSE)は登録検査機関の適合性検査が必要、それ以外の341品目(丸形PSE)は自己確認です。輸入事業者は事業開始から30日以内の届出、技術基準適合の確認、検査記録の保存、販売前のPSEマーク表示が義務です。

  • 事業開始から30日以内に経済産業省へ事業届出
  • 技術基準適合の確認(特定電気用品は登録検査機関の証明書)
  • 自主検査記録の保存
  • 販売前にPSEマークと届出事業者名の表示を確認

出典: METI — DENAN overview · Specified items list (116) · Non-specified items list (341)

税関手続:関税・消費税・輸入者

商業輸入には貨物の処分権限を持つ輸入者、正しいHS分類、関税と消費税(10%)が必要です。非居住者はACP(税関事務管理人)を通じて申告し、消費税還付には納税管理人が必要です。

  • HS分類と税率の確認
  • 税関公示レートでの円換算
  • 非居住者は初回申告前にACP選任(C-7500)

出典: Customs Answer 9601 — ACP

→ ツール: 関税率検索 · 税関公示レート · ガイド(英語): IORACP

誰が輸入者になれるか — 結論

日本の買主が輸入者となり、各規制の義務(届出・表示・記録)も買主側が負います。売主側の役割は技術資料・証明書・材質リスト・試験報告書の提供です。取引条件は通常FOB/CIF(DDPは避ける)。

チェックリスト

  • 買主が通関するインコタームズ(FOB/CIF)で合意
  • 上記規制の適合資料一式を買主へ提供
  • 出荷前に買主側の届出・許可の有無を確認
  • [電波法 技術基準適合証明] 型式(無線モジュール単位)で認証の有無をデータベースで確認
  • [電波法 技術基準適合証明] 本体または画面表示の技適マーク・番号を確認
  • [電波法 技術基準適合証明] OEMモジュールは組込み状態で認証範囲か確認
  • [電気用品安全法] 事業開始から30日以内に経済産業省へ事業届出
  • [電気用品安全法] 技術基準適合の確認(特定電気用品は登録検査機関の証明書)
  • [電気用品安全法] 自主検査記録の保存
  • [電気用品安全法] 販売前にPSEマークと届出事業者名の表示を確認
  • [税関手続:関税・消費税・輸入者] HS分類と税率の確認
  • [税関手続:関税・消費税・輸入者] 税関公示レートでの円換算
  • [税関手続:関税・消費税・輸入者] 非居住者は初回申告前にACP選任(C-7500)

このチェックリストをメールでお送りします。輸入プロジェクトについて一度ご連絡する場合があります(メルマガはありません)。